Stable Diffusionってなに?
Stable Diffusion(ステーブル・ディフュージョン)とは、テキストから高精細な画像を生成するオープンソースのAIモデルです。商用利用も可能で、自宅のPCだけで動かせるのが最大の魅力。
本記事では、完全初心者向けに、Stable DiffusionをWindows PCに導入する方法をわかりやすく解説します。
この記事でわかること
- Stable Diffusionって何ができるの?
- どんなPCスペックが必要?
- インストールに必要なファイルとソフト
- 導入〜起動までの手順
必要なPCスペックは?
Stable DiffusionはGPU(グラフィックボード)搭載のWindows PCが推奨されます。
✅ 最低スペック
- OS:Windows 10 / 11
- メモリ:8GB以上(16GB推奨)
- GPU:NVIDIA GTX 1060 以上(VRAM 6GB以上)
- 空き容量:10GB以上
Stable Diffusion導入の全体像
基本的な導入フローは以下のとおり:
- PythonとGitをインストール
- Stable Diffusion WebUI(AUTOMATIC1111)をダウンロード
- モデルファイル(.ckptや.safetensors)を入手
- 起動して使う!
Step 1. PythonとGitをインストール
① Gitをインストール
以下の公式サイトからダウンロード:
https://git-scm.com/
ダウンロード後、デフォルト設定のまま「Next」でOK。
② Pythonをインストール
公式サイト:
https://www.python.org/downloads/windows/
「Add Python to PATH」にチェックを入れてインストールしてください。
Step 2. Stable Diffusion WebUIをダウンロード
次に、有名なWebUI(画面付きアプリ)であるAUTOMATIC1111版を使います。
デスクトップ上に新しいフォルダを作り、名前を「stable-diffusion-webui」などにします。
フォルダを右クリック → 「Git Bash Here」を選択し、以下のコマンドを入力:
git clone https://github.com/AUTOMATIC1111/stable-diffusion-webui.git
少し待てば、自動的に必要ファイルが入ったフォルダが作成されます。
Step 3. モデルファイルを用意する
モデル(学習済みファイル)がないと画像生成はできません。以下サイトから好みのモデルをダウンロードします。
🔻 ファイルの置き場所
ダウンロードした .safetensors または .ckpt ファイルは、次のフォルダに入れます:
stable-diffusion-webui/models/Stable-diffusion
Step 4. 起動してみよう!
WebUIフォルダにある「webui-user.bat
」をダブルクリックすると、初回は少し時間がかかりますが、自動で必要ファイルがダウンロードされます。
起動に成功すると、以下のURLがブラウザで開きます:
あとは、Prompt(呪文)を入力して「Generate」を押すだけ!
よくあるエラーと対処法
❌ エラー例:「Torch not found」
→ Python環境が壊れている可能性。再インストール+環境変数チェック。
❌ 起動直後に落ちる
→ VRAM不足。モデルを軽いものに変えるか、–medvramオプションを試す。
まとめ:無料で高品質な画像生成ができる世界へ
Stable Diffusionは、完全無料でプロ並みのAIイラストが生成できる革命的なツールです。
少し導入に手間はかかりますが、慣れてしまえば簡単。LoRAやプロンプトを組み合わせて、あなたの理想の世界を作ってみましょう!